不動産投資プラットフォームの開発・運営を行うPropally株式会社( https://propally.co.jp/ )(本社:東京都港区、代表:齊藤郁織)は、不動産投資における見えないハードルや未経験者に必要とされるサポートを明らかにするため、全国の20〜50代の会社員を対象にアンケートを行いました。本調査では、興味がありながらも一歩を踏み出せない関心層の現状と、自身のペースで検討できる環境へのニーズが明らかになりました。
調査サマリー
今回の調査結果に関する概要は以下のとおりです。
1.会社員の10.4%が不動産投資を実施中、未経験者も約4人に1人が「興味あり」
2.不動産投資に関心を持つ未経験者、不動産会社へ具体的に行動している人は2.5%にとどまる
3.行動を起こさない理由は「資金面の不安」が41.3%で最多、「相談先がわからない(30.0%)」などが続く
4.希望するサポート環境は「自身でのシミュレーション」が29.3%で最多、「直接相談(14.0%)」を上回る
調査の実施概要
調査機関 :自社調査
調査方法 :インターネット調査(アイブリッジ株式会社「Freeasy」)
対象エリア:日本全国
調査期間 :
【事前調査】2026年3月20日~3月22日
【本調査】2026年3月24日~4月6日
対象者および有効回答数:
【事前調査】20歳〜59歳の会社員 5,601名
【本調査】不動産投資未経験/情報収集中/不動産会社未接触の会社員 150名
※事前調査は、人口構成比に合わせて割付したデータから会社員を抽出して集計。本調査は、事前調査における該当条件の出現率に基づき割付を行っています。
主な調査結果
1.会社員の10.4%が不動産投資を実施中、未経験者も約4人に1人が「興味あり」
資産形成への関心が高まる中、ビジネスパーソンは不動産投資に対してどのような意識を持っているのでしょうか。はじめに、20代から50代の会社員を対象とした事前調査より、不動産投資の経験と興味の度合いを集計した結果を紹介します。

調査結果によると、「現在、行っている」が10.4%、「過去に行っていたが、現在は行っていない」が5.8%でした。未経験者は全体の83.8%を占めていますが、未経験でありながらも不動産投資に興味を持つ人は20.4%となっています。
会社員の大多数が不動産投資を経験していないものの、未経験者のうち約4人に1人が投資への関心を抱いているという結果です。まだ実際に運用を始める段階にはありませんが、将来的な資産形成の選択肢として不動産投資に興味を持っている層が、一定規模で存在していることがうかがえます。
2.不動産投資に関心を持つ未経験者、不動産会社へ具体的に行動している人は2.5%にとどまる
続いて、不動産投資に関心を持つ未経験者は、実際にどのようなアクションを起こしているのでしょうか。引き続き事前調査のデータから、具体的な検討状況を集計した結果です。

現在の検討状況については、関心層のうち72.9%は「まだ情報収集はしていない」状態であることがわかります。
一方で、「ネット・動画・SNS等で、情報収集することがある(16.2%)」と「本格的な勉強など、自ら積極的に情報収集している(8.4%)」を合わせ、24.6%が自ら情報収集を行っています。しかし、そこからさらに踏み込み、「不動産会社への相談や資料請求など、具体的に行動している」人は2.5%にとどまるという結果です。
不動産投資に関心を抱き、自身で情報収集を進めている層が一定数存在しますが、不動産会社への接触といった具体的な行動に移せている人はごく少数であることがわかります。興味を持った段階から実際の行動へ移す過程において、何らかのハードルが存在していることが推察されます。
3.行動を起こさない理由は「資金面の不安」が41.3%で最多、「相談先がわからない(30.0%)」などが続く
こうした行動を妨げる背景には、具体的にどのようなハードルが存在するのでしょうか。続いて本調査として、自身で情報収集を始めているものの、不動産会社への接触には至っていない未経験者を対象に、具体的な行動を起こしていない理由を質問した結果です。

回答の割合を見ると、最も多かった理由は「自己資金が足りない・資金面に不安があるから」で41.3%でした。次いで、「どの不動産会社に相談・問い合わせすればよいかわからないから(30.0%)」、「知識不足なので、もう少し勉強してからにしたいから(28.0%)」、「物件を提案されても、自分で良し悪しを判断できないから(24.0%)」、「しつこい営業や強引な勧誘を受けそうだから(23.3%)」といった理由が続いています。
資金面への不安が最も大きな要因となっている一方で、相談先選びへの迷いや、知識不足による物件判断への不安も多く挙げられています。関心を持って情報収集を進めている層であっても、資金面だけでなく、客観的な情報や信頼できる相談先を見極める難しさなど複数の課題を同時に抱えており、具体的な第一歩を踏み出せずにいる状況が見えてきます。
4.希望するサポート環境は「自身でのシミュレーション」が29.3%で最多、「直接相談(14.0%)」を上回る
このように複合的な課題を抱える未経験者は、どのようなサポートがあれば具体的な検討を進められるのでしょうか。同じ対象者に、今後検討を始める際に希望する環境やサービスについて質問した結果です。

希望する環境やサービスとして最も多く挙げられたのは、「投資の収支シミュレーションを自身で計算できるツール」で29.3%でした。次いで、「不動産会社からの営業や勧誘を受けずに検討できる環境(26.7%)」、「物件の相場や取引データを自身で検索できるツール(26.0%)」が上位に並んでいます。一方で、従来型の「不動産会社の担当者に直接相談できる環境・サービス」は14.0%にとどまりました。
この結果から、投資未経験者の多くが、いきなり担当者へ直接相談することに対して慎重な姿勢を示していることがわかります。前項で見られた資金面や情報・心理面のハードルを下げるためにも、客観的なデータに基づくシミュレーションや、営業プレッシャーのない環境が求められていることがうかがえます。
まとめ:自分のペースで検討を進める、これからの資産形成への一歩
本調査を通じて、不動産投資に関心を持つ未経験者の多くが、不動産会社への具体的な接触に至っていない現状が見えてきました。資金面の不安に加え、知識不足や営業への警戒感といった心理的なハードルが、最初の一歩を踏み出す妨げになっているようです。
こうしたなかで特徴的なのは、彼らが希望するサポートの形です。担当者への直接相談よりも、自身のペースで進められるシミュレーションや、プレッシャーのない環境が求められる傾向にあります。客観的なデータに基づき、まずは自分自身で検討を進めたいというニーズがうかがえます。
安心して検討できる環境が整うことは、ハードルを感じて立ち止まっている関心層にとって、前へ進むための助けになりそうです。焦らずに納得のいくまで理解を深められる仕組みが、資産形成に向けた最初の一歩を後押ししていくのではないでしょうか。

